心頭滅却しても

「心頭滅却すれば火もまた涼し」という言葉があるけど、
そんなことができる人なんていないですよね。

日本のある地域で火渡りという儀式があるそうです。焼けた
炭の上を我慢して歩くと言うものです。これは、さすがに真っ赤
に焼けた炭の上を歩くのではなくて、火が消えかかった所を
歩く様です。

また、速足で歩くので、炭と足の間には空気の層が薄くできて、
火傷をしないのではと言われています。

「心頭滅却すれば火もまた涼し」、ハッキリ言ってこの言葉は
都市伝説の様なものです。ありえません。

百歩譲って、冷静になって考え方を変えれば、何事もうまくいく…
という意味だったらなんとなくわかるような気がします。
焦っていると、物事がうまく進まないことってありますよね。

そんな時も、冷静に考えれば、乗り越えられるんだよという意味
でなら考えられます。

ちなみに「心頭滅却すれば火もまた涼し」と言ったのは、禅宗
のお坊さんで、辞世の句としてよんだのだそうです。

そのお坊さんは、そのまま焼死しちゃったんですよ…ちょっとビックリ
です。心頭滅却すれば〜なんて軽々しく口にするのも、なんだか
気が引けてしまいますね。だから、火渡りの話は完全に方向が
間違っています。

でも火渡りにはちょっと興味があります。映像も見たことがないので、
どんな風にするのか見てみたいです。

まさか渡る前に、「心頭滅却すれば火もまた涼し」なんて言わないで
しょうけどね。

病も気からという言葉があります。この言葉からわかる様に心の
状態と健康とは密接な関係があります。

なぜ、心と健康に密接な関係があるかと言うとそれは、心がブルー
だと免疫力が低下するからです。

お笑いでもよいので、笑うと免疫力が向上する事が実験結果
からわかっています。だから、健康でいたいなら、楽しめる笑いが
出る様な事をするのはとても良い事です。

あとストレス状態にあると、なかなか笑顔になる事ができません。
だからストレスの無い生活を心がける事も免疫力向上には大切な
ことです。健康でいつづけたかったら、笑顔を絶やさない様にしましょう。

また、いつも笑顔でいることも大事です。笑顔でいると、自分の
気持ちも上向きになるし、周りの人にも良い印象を与えます。
いつも怒っている人より、笑っている人の方がいいですよね、
やっぱり。

笑顔がうまく作れないという人は、自分で鏡で練習してみるといい
かもしれません。少し口の端をあげるだけでも、ずいぶん雰囲気が
変わると思います。普段からそういう練習をしておくと、自然と笑顔が
作れるようになると思います。

自分はいつも笑顔というわけではないけれど、しょっちゅう笑っている方
です。何かとその方がストレスも発散できるし、周りの人ともうまくいく
ような気がします。体に影響があると知ったので、なおさら笑うことは大事
に考えていきたいです。